バイヤー江口のモノづくり報告 洋服を気持ちよく整える家庭画報のアイロン台が できました。

  • アイロン掛けはキレとフィット感

    「キレ」というのは、キリリと見せる清潔感とでもいいましょうか。袖や衿、タックや後ろ身ごろのプリーツがシャキッと見えると、見ている人も気持ちがいいものです。着ている本人も、気が引き締まるというものでしょう。また、「フィット感」は自分が身に着けたときのスッキリ感。自分のカタチにフィットする感覚は、なんとも気持ちが良いものです。袖口は、丸くカールして、弾けそうなくらいにパリっとしていたり、肩甲骨あたりのヨーク部分がピッタリと寄り添うように当たるとき、清々しい気持ちになるのは、私だけでしょうか。

    仕事柄、ファッションページでは、いろいろな形、いろいろな素材の服が登場します。モデル撮りはともかく、スタジオなどで、トルソー(人体マネキン)に服を着せて写真を撮ったり、生地の特性を説明的に撮ったりするときには、自分でアイロンがけをします。色展開があれば、その都度、服はもちろんパンツや靴下などなど、それぞれの商品をキチンと見せるためにも、アイロンで表面を整えるということが必要になってきます。

    このように仕事でも、プライベートでもアイロンをかけますから(汗)、アイロン台やアイロンに対する想いもそれなりに強いものがありました。そんな私が、日ごろから「ココはこうだったらな」「コレはイイ!」というアイロン台に対する、要望や想いをカタチに落とし込んだアイロン台がついに販売できることになりました。

  • ナンバー2

    ある調査によると、「アイロンがけ」は主婦の方々が嫌いな家事の❝ナンバー2❞だそうです(ちなみにナンバー1は、部屋の掃除です)。アイロンがけが嫌われるのは、「面倒」「きれいにかけられない」というのが理由の上位2つ。その一方で、アイロンの所有率は、92%と高く(生活者研究センター調べ)、1か月の実施率は62%だそう(月平均6.3回かけている)。つまり、1週間に1〜2回はかけているということですね。面倒は面倒でしょうけれど(そういう気分のときは誰にでもありますね。きっと)、この「きれいにかけられない」からという気持ちの濃度みたいなものが、このアイロン台で薄められたらなと思いました。上手にかけられれば嬉しいですし、「次!次!」となるハズ?! 今回は「ものづくり報告」と題して、この「家庭画報のアイロン台」のこだわりをお伝えしたいと思います。

  • 大きいアイロンもしっかり受け止めますこだわりその1

    最近のアイロンは、デザインもさまざま。機能も豊富で、大きめのモノも多くラインナップされています。「大は小を兼ねる」と申しますが、大きく重いアイロンも、内寸19×33.5cmのホルダーならこの通り、しっかり受け止めてくれます。取り外しができるので、使わないときは外せてスッキリです。着脱する軸を中心に動くので、手元のアイロンを邪魔しません。

  • 広いアイロン台でいっぺんにアイロンがけこだわりその2

    仕上がったと思ったら、気になる部分がまた……そんな経験ありませんか?
    狭いアイロン台ですと、シャツやブラウスを台の上をスルスルと送りながらアイロンしなければなりません。シワが伸びたと思ったら、台の上で動かしているうちにまたシワができたり……。この広いアイロン台なら、後ろ身ごろも(ほぼ)いっぺんにアイロンがけできます。シャツやブラウスなどを動かすことも少ない分、シワもできにくいというわけです。また、台の先が少しほっそりしていますから、スカートやかぶりタイプの服もセットしやすくなっているのも特徴です。

  • 肩と首の周辺(ヨーク)部分も立体的にアイロンがけこだわりその3

    肩のヨーク部分も、このアイロン台ならこのように襟をピンと立てながら肩と衿周りをしっかりと立体的にアイロンがけができるのです。こうすると、シャツやブラウスを着た時に、肩のラインもキレイに見えるというものです。

  • ボタンプレスゾーンはさりげなくこだわりその4

    今回のオリジナルのアイロン台は、ボタンにアイロンをかけるゾーンをあまり目立たないようにと思い、2つのドットで示しています。これは「ドットの間がボタンプレスゾーンになっていますよ」という印。一般的には、可愛らしいイラストが入っていたり、ゾーンが破線で示されていたり、ゾーンそのものに色がついていたりと、さまざま。いっそ何も示さず、かといって何も無いのも……と考え、控えめなドットにしました。この2点の間がゾーンの目安。ボタンを傷めずにアイロンもかけられます。

  • 本体と一体型の「仕上げ馬」こだわりその5

    袖口も、このアイロン台ならしっかりとアイロンできます。袖のように細めの筒状のものは、平らなアイロン台では、うまく仕上がりません。一体型の仕上げ馬なら、一気に袖口の仕上げまで出来るので重宝です。こちらも肩ヨークと一緒で、袖口がクルリとカールして、綺麗に仕上がります。吊り革をつかんでいる袖口が綺麗に見えたりすると、気持ちが清々しくなるものです。

  • 3層構造のアイロン台こだわりその6

    ある調査によれば、アイロンを使われる方のうち、「ドライのみ」で使われる方は、全体の30〜40%未満であるのに対し、「スチームのみ」と「ドライとスチーム使い分け」とスチームを使われる方の割合は60%を超えることがわかりました。アイロン台は、しっかりスチームが抜けて、しかも丈夫であることを熟慮。結果、メッシュの台が本体と一体になった丈夫なスチール製に行き着きました。これなら、しっかりスチームが抜けて、しかも丈夫なので、思う存分?!アイロン掛けをしていただけます。

  • 強さと優しさのアルミ製の丸脚こだわりその7

    アイロン台の脚が四角くなっているものを多く見ますが、これは畳んだ時のフラットに整った見た目の良さと、強度を考えてのことだと思います。ただ私は、手指を挟みそうで怖かったのと、雰囲気を考えて丸みのある優しい印象のものにしていただけたらと考え、丸い脚の形状をメーカーに提案しました。当初は、強度が保たれないのではないかとメーカーも後ろ向きだったのですが、形や補助パーツを組み込むことで強度も保つことに成功。強さと優しさを両立することができたのです。

アイロン掛けはキレとフィット感

いかがでしたでしょうか。いろいろとこだわりをもって、完成した「家庭画報のアイロン台」。このアイロン台で、「キレ」と「フィット」を体感していただき、気持ちの良いアイロン掛けライフを送っていただければと思います。「アイロンがけの基本」をアイロン掛けのいろはとして商品と同梱していますので、お子さまやお孫さまといった、新生活を始める方々への贈り物としても使っていただけるのではないでしょうか。嫌いな家事ワースト2の「アイロン掛け」のランクが、少しでも下がって、好きな家事にランクインしてくれたらと願うばかりです(笑)

撮影/井手孝高 水野康夫(スタジオ ネモ)

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