千總 sanjiku 伝統と品格をエレガントに纏う “エレガンス”とは和みを纏った華やかさ

千總シルクローンストール 「温故知新」

本社屋に掛けられた千總の紋。
隅切り千切(ちきり)紋に橘、菊、藤の花を染め抜いています。八角の紋が3つ連なる紋には、古来、末広がりを意味することから好まれた数字「8」と、調和を意味するという「3」の縁起の良い数字の組合せ。創業460余年に及ぶ、老舗を老舗たらしめている縁起の良さを感じさせてくれます。

きものがなかなか売れない現代にあっても、売上の9割がきもので占めるという千總。約2万点にもおよぶアーカイブを手がかりに、新作が産み出されています。脈々と受け継がれる美意識の結晶としてのアーカイブを、図案家たちが、現代に寄り添う色柄に昇華し、新しいきものを産み出していればこそ、時代の流れにも翻弄されない和様美を発信。

明治から昭和初期にかけての、約4万柄にもおよぶ、京友禅のアーカイブの一部。代々の当主に受け継がれている「西村總左衛門」の名が見て取れます。今回のストール「菊ならべ」のアイデアの源泉も、こうしたアーカイブにヒントが隠されています。菊の花のディテールや、花びら色使いも、かつての図案家が産み出した図案を元に、新たに創造されたもの。

「千總」のものづくりを支えるのは、図案といっても過言ではありません。図案室の静寂は、集中して作図する図案家の張り詰めた空気そのもの。特選クラスのきものや、オリジナル商品の図案を図案家それぞれが、集中して描き上げていきます。

図案家のこの女性は、「家庭画報ショッピングサロン」の要望を受け、忠実かつ誠実に作画してくれていました。やり直しのきかない、その筆先には、張り詰めた緊張感が漲ります。「明るい色使いが表情を晴れやかにしてくれて、よい色使いだと思います」と彼女。

デジタル描画が一般的な現代にあって、手で描き起こされた図案が落とし込まれたシルクストールは、生地の印象と相俟って柔らかな印象です。光を纏って、柔らかくしなやかにゆれるストールは、気品ある雰囲気を漂わせています。菊の花模様もめでたい柄が、16色もの多色使いが調和し、考え抜かれた図案にまとめ上げられています。洋服とコーディネートして、ファッショナブルに身に纏うのはもちろん、柔らかいシルクローン地ですから、小さくたたんで携行すれば、夏場は冷房の寒さ対策、寒い冬場には羽織って防寒と活躍してくれそうです。

千總シルクローンストール 「菊ならべ」
数量限定各20枚
37,800円(税込)
注文はこちら

SANJIKU 「地産“世”消」

京都・亀岡市は京都市をはじめとする近郊都市の穀倉地帯。田園風景が広がる盆地は、晩秋から早春にかけて深い霧が発生します。この霧が強いテンションをかけて組み織る三軸構造の織地に程よい湿気をもたらしてくれるのです。三軸組織(さんじくくみおり)は、この産地でこそなし得る特殊な織物なのです。

色とりどりのコーン。さまざまなグラデーションや柄を表現するために用意される糸色は、4,000本あまり。

ボビンに巻き取られ、帯地に小物に、そしてストールにと生まれ変わっていきます。

巻き取られたボビンは、約480本。直径5メートル、高さ3メートルにもおよぶ巨大な三軸織機にセッティングされます。

数ある紋紙は、三軸組織の生命線。色柄のパターンをドットに落とし込むことで、織機の動きを制御しています。ほとんどの織機がコンピュータ制御の現代、三軸組織は昔ながらのこの織機でこそ、産み出される特別な織物なのです。

通常の織物が縦横二軸で織られるのに対し、経糸と60度の角度で二軸の糸が織り込まれ、三軸の糸が正六角形に交差することで安定した強度を生み、かつ伸縮性のある繊細な模様が生まれるのです。

この三軸組織は、締め心地のよさから、長く帯地として用いられてきましたが、今や、その繊細な色のグラデーションに世界の一流メゾンが着目。数々のデザイナーとのコラボレーションやブランドとのオリジナルアイテムが生まれています。国内のみならず、世界が注目するSANJIKUから、虹色の光が織り込まれたようなシルクストールを提案。冬暖かく、秋はサラリと纏えるストールは、洋装、和装を問わず、装いをエレガントにまとめてくれそうです。

SANJIKU グラデーションストール
30,240円(税込)
注文はこちら