食べてほしい!この逸品 | 鹿児島でも寒いときはしっかり寒い。だからこそ、おいしいのがわかったという話

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食べてほしい!この逸品

鹿児島でも寒いときはしっかり寒い。だからこそ、おいしいのがわかったという話

  • 2017/05/8

1月の東京は毎日毎日が寒くて嫌気がさしていた。だから鹿児島で開催される商談会を楽しみにしていた。
商談で鹿児島へ行くのは初めてだったし、なんと言っても南国・薩摩はあったかい(にちがいない)!と思っていたからだ。

しかし、鹿児島空港に降り立ったときには雪がちらついており、寒くて、肩や腰が冷えた。
その夜は芋焼酎でからだを温めねばならなかった……。
翌日の商談会、風がさらに強く冷たく、やはり雪がときおりちらついて、また冷えた。商談会場である鹿児島アリーナは広くて、がらんとしていて寒かった。

10社ほどの地元のメーカーと商談をし、都度目の前に置かれる試食サンプルを味わう。商談が後半になって間もなく、目の前に置かれた賽の目に切られた試食用のハンバーグは、寒さで表面の脂が白く固まっていた。
それはお世辞にもおいしそうとは言えない状態。枕崎で創業50年超になる精肉店の商品だった。鹿児島県枕崎市は「かごしま黒豚発祥の地」と言われ、そこで飼育された日本初の黒豚ブランドである「鹿籠豚」を使用しているという鹿籠豚ハンバーグ。
一口食べて、その脂の甘さに驚いた。小さく切られているために、脂が冷えて固まっていても口の中で一瞬のうちに溶けたのだ。
それほどに脂の融点の低い豚。イベリコ豚のベジョータも同様に脂の融点が低く、ひと肌に温めた脂はとろけるように甘い……。
「焼き立てを食べてみたいので」。そうメーカーにお願いして帰京。

冷凍便でお届けしますが、到着後「だし黒酢ジュレ」は冷蔵庫で保存してください。

試食用のサンプルはすぐに届き、解凍して焼き上げて皿に盛り付け、新たにセットしてくれたジュレもつけずにフォークで端のほうを切り取って一口食べた。

口の中で肉汁がじゅわっと音を立てて踊った気がした。
それは想像以上の味わい。130グラムという量は多くはない。が、少なくて物足りないという量ではない。
九州の南端から送られてきたハンバーグは憎らしいほどにおいしいうえにまた食べたくなる、絶妙の量。寒かったからこそわかった脂のおいしさ。
この夏、ご自宅で甘〜い脂のハンバーグをどうぞ。

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バイヤー堺谷 徹宏

食品担当。
美味あるところどこにでも行くフットワークが身上。
担当カタログは「家庭画報のデリシャス宅配便」。
日本一の食品お取り寄せ通販をめざす56歳。
でも芋焼酎が好き、ラーメンはもっと好き……。

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