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使ってほしい!この逸品

集うみんなと分け合うためのお皿

  • 2017/06/02

お盆や夏休みと、家族や友人が揃う機会も増える夏。
料理や季節の冷菓などを取り分ける際、キチンとこだわりを感じる取り分け皿があったらと「家庭画報ショッピングサロン」は考えました。

そこで、夏らしい涼感漂う器をお願いするならと、有田の人気作家・岩永浩さんにお声がけ。四寸五分(直径約13p)という、手にも馴染みやすい大きさの小皿を別注することにしたのです。
それぞれに縁起の良い柄を、細密ながら温もりを感じる、岩永さんならではの筆致で、丁寧に描き込んでいただきました。ほんのりと青みがかった生地に、濃淡のある染付の柄が、夏の卓上を涼やかにそして、豊かに彩ってくれそうです。

【葡萄に栗鼠丸文】
葡萄と栗鼠は、多幸、多産を表現する吉祥柄。
皿中央に鈴なりに描き込まれた葡萄の中心には、丸い目が愛らしい栗鼠が、大きな尻尾を持ち上げて振り返ります。
葡萄の粒にも濃淡があり、粒が房を形作っていることに改めて気づかされます。

【山水図】
水墨画を学んだ岩永さんならではの、山水図。
呉須の滲みやぼかしが、湖畔に立ち上る朝霧や夕靄、苔生した岩を想起させ、静謐な空気感が皿に漂います。
跳ぶように走る馬もまた、商売繁盛、幸運を運ぶと言われる縁起の良い柄です。

【兎丸文】
飛躍・子孫繁栄の象徴として、親しまれています。
大きな耳も情報や幸運をキャッチするとも言われ、まさに縁起柄。
兎を内包する丸文は満月にも通じ、「円満」な人間関係をも表しています。

【瓜文】
瓜は「売り」にも繋がり、商売繁盛を願う縁起柄です。蔓(つる)植物ということもあり、つながりをも意味することから、大切にされてきました。
裏面には5柄のうち、唯一異なる雲の文様が描かれています。

【牡丹丸文】
皿に一輪、絢爛豪華に咲きほころぶ夏の花「牡丹」。別名「富貴花」とも言われ、富や「お目出度いこと」の象徴として知られています。
繊細な花弁の花脈を、ひと筋ずつ丁寧に描き込んであることがわかります。

岩永 浩(いわなが ひろし)さん 1960年、有田生まれ。水墨画家・金武自然氏に師事した後、開窯。古伊万里を「師」と仰ぐ作風は、伸びやかで豊か。陶土や釉薬まで独自に探究した唯一無二の作品は、国内外で根強い人気を誇っている。

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バイヤー江口 隆一

「ジャンルはワイド、セレクトはニッチ」(汗)。
手仕事やインテリア、器にファッションなど、ジャンル広く担当。モノの背景に滲む、作り手の工夫や心意気に惚れるタイプ。
「機能がカタチになっている道具」の潔さ、わかりやすさが好き。売上もニッチで、悩み中。。。

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