食べてほしい!この逸品 | 神戸牛肉まんの快

前のページに戻る

食べてほしい!この逸品

神戸牛肉まんの快

  • 2017/06/23

「この季節に肉まんか」と思わずに、冷え冷えばかりではからだに毒ですから、皇蘭の肉まんでほっこり温まってください。

三宮駅前から北野坂をまっすぐに上がっていくと旧外国人居留地に入る。
次第にきつくなる傾斜にめげずに立ち並ぶ異人館の間をさらに上がると、汗ばんだ額を爽やかな海風が拭ってくれる。

高台から見下ろすと、神戸の街自体は意外にこぢんまりとしているのがわかる。
立ち並ぶ店、家々の洒落た造作が目を引く。高台の途中の小さな公園では大道芸人のパフォーマンス。ヨーロッパ?
しかしながらかつての高架下には昔ながらの豚まん屋さんが並んで湯気を吹いていた。
内外の素敵なものが共存している街。
食いしん坊的には神戸といえば、神戸ビーフ。あるいは、豚まん。
そして皇蘭といえば、神戸・南京町を代表する中国料理店で、点心や麺のブランドでもある。
その皇蘭が、現在の神戸らしい肉まんを作った。その名も神戸牛肉まん。
肉まんは、店頭でも通販でも中華点心としては根強い人気のあるアイテムだが、ある時期に急成長し、肉まん自体が巨大化、あるいはあんのバリエーションが無限に増えたりして“恐竜化”してしまった後、あっという間に市場的には地味になった。

今回取り上げたこの神戸牛肉まんは、なんと神戸ビーフ100%という、肉まん好きにとっては夢の仕様で、神戸ビーフの味わいが存分に楽しめる調味。サイズもコンパクトで大きすぎず、小さすぎず。肉まんというものを知り尽くしているからこそ、神戸ビーフを知り尽くしているからこその仕上がり。
電子レンジで簡単に調理できるが、ここはあえて蒸してみた。

湯気が出ている状態で蒸すこと約10分、爪楊枝をさして熱の入り具合を確かめて完了。
ほんわかして、ジューシーで安定したおいしさ。
すぐにもう1個食べたくなる、と、あ、まるまる1個は少し多いか、また今度食べよう、となる。量的にもあとを引く。あつあつをぺろりと食べたので、体は少し火照った。
あの高台の上の海風を思い出した。
この小ぶりな肉まんの中には、あの気持ちのよい風や異国情緒や和のバランスが絶妙に取り込まれている。そんな気がする。

この商品を購入する
バイヤー堺谷 徹宏

食品担当。
美味あるところどこにでも行くフットワークが身上。
担当カタログは「家庭画報のデリシャス宅配便」。
日本一の食品お取り寄せ通販をめざす56歳。
でも芋焼酎が好き、ラーメンはもっと好き……。

読みもの一覧へ