食べてほしい!この逸品 | 望仙(もちせん)店主・望月由喜男さんの野望について【2】

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食べてほしい!この逸品

望仙(もちせん)店主・望月由喜男さんの野望について【2】

  • 2017/12/8

望月さんの商品は、ここまでやるかと思うくらい徹底してお客様重視、品質重視。由比の民が古来より桜えびを中心とした海の幸を活かして生活してきた伝統がここで生まれる商品に継承されている。

そもそもえびめんを作ろうと思い立ったとき、ぼくの頭の中に最初に浮かんだのは、望月さんが作る「桜えび」だった。2017年春にデビューした「かき玉えびめん」を含めて“えびめんファミリー”は4種に。

左上:家庭画報のかき玉えびめん 左下:家庭画報のえびめん 右上:家庭画報の紅白えびめん 右下:金ごま香る家庭画報のえびめん

仕上がりはそれぞれ異なるが、すべてに共通してのっているのは望月さんの桜えび。これがどれほどのものか実験を試みた。

他社の素干しにした「駿河湾産桜えび」を入手し、望月さんの桜えびとどれだけ違うのかを確かめるために。2個の小さな鉢にそれぞれの桜えびを入れて、沸騰し立てのお湯を注いで少しおいた。10分を超える頃、他社の桜えびはぶよぶよになり、赤い色が抜けて白っぽくなってきた。一方の望月さんの桜えびは、全く変化がないどころかお湯に浸ってかえって美しいピンク色に。

ただ素干しにしたものと一度ゆでてから干したもの。色が残るようにゆで時間、その後の干し時間を研究し尽くしてなし得た技。あれきり望月さんには会っていない。

どのえびめんを食べてもえびめんの桜えびはおいしいから、この感動が望月さんが毎日送り出してくれている「答え」なのだと思う。

このさりげない「答え」こそが駿河湾に面した港町に生まれた、稀代のアイディアマンの野望そのものなのだ。

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バイヤー堺谷 徹宏

食品担当。
美味あるところどこにでも行くフットワークが身上。
担当カタログは「家庭画報のデリシャス宅配便」。
日本一の食品お取り寄せ通販をめざす57歳。
でも芋焼酎が好き、ラーメンはもっと好き……。

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