バイヤーのひとり言 | 商品セレクト“裏”ばなし<br>〜園田椅子製作所 踏み台キッチンスツール「ハーフムーン」編〜

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バイヤーのひとり言

商品セレクト“裏”ばなし
〜園田椅子製作所 踏み台キッチンスツール「ハーフムーン」編〜

  • 2018/03/06

ギリギリで出会ったほのぼの

この椅子に出会ったのは、2017年末に催された家具メーカーの合同展示会でした。

春のご提案品を探すべく、ギリギリの進行の中で訪ねた望みをかけた展示会(汗)。 出展されていた「園田椅子製作所」の商品は、以前から当社でも取り扱わせていただいており、歴代のベストヒットアイテムにまざって、このスツール「ハーフムーン」が展示されていたのです。

現地にはこのスツールの家具デザイナー・堀達哉さんもご家族で参加されているというアットホームな会場。堀さんからお話をお聞きしていると、娘さんが近くに駆け寄り、このスツールに“ちょこん”。 クッション性のある半月状(まさに「ハーフムーン」)の座面に腰掛け、踏み台部分に小さい足を掛けて、「こうして座っているの」って教えてくれるのです。 「娘もこんな感じで座って使っています」と照れくさそうな傍らの堀さん。なんだかほのぼのしてしまいました。

ナラ材、ウォールナット材といった天然の無垢材を、オイルで仕上げた家具には、それだけで、心惹かれてしまいがちな私。お子さんのそばで、照れくさそうにされているデザイナー・堀さんを身近にして、彼の暮らしに対する誠実さと優しさをこのスツールに感じ、提案への気持ちを強くしたのでした。

安心安全なスツール

スツールをしっかり見てみましょう。
デザインとして、3本脚でスッキリと格好よく魅せることはできたのでしょうけれど、このスツールは、しっかりと4本脚。

左:ナラ  右:ウォールナット

踏み台部分裏には、脚につながる「梁」のような支えが通っています。たっぷりと無垢材を使っているので、躯体としては、ガッチリ見えますね。この“たっぷり&ガッチリ”なスツールは、持ち運びには、少し重たく感じるかもしれませんが、これが安定感にもつながり、腰掛けても、踏み台として使っても安心して身を任せることができるのです。

腰掛けながら、わけもなく触っていた座面側面。あらためて見れば、張り地の織りが“ポコポコ”と凹凸感があり、気持ちのよい手触りなのです。

何気なく触っていた理由がわかりました。座面には、ウレタンフォームもしっかりと収まり、ハリのある座面が臀部への当たりも程よく、気持ちのよい座り心地を実感しました。座面裏をのぞくと、張り込みもしっかりキレイ。椅子メーカーならではの、的確で丁寧な仕上がりです。機能的にも、感覚的にも安全・安心なスツールに癒されてしまいます。

スツールと紡ぐ暮らし

キッチンで煮込み料理の火の番をしながら読みさしの本を開いたり、書斎で踏み台として高所の本を取り出したりして、そのまま腰掛けて読みふけってしまうとか……。踏み台を足掛けとして、座り心地のよい日常使いのスツールとしてお使いくださっても大歓迎です。機能性と安心感が共存するこのスツールならではの時間の過ごし方を見つけてほしいと思います。

通販カタログ「温もりのある 快適生活具 2018年春号」が始まって、(それなりの価格ですが;)売れ始めています。今回は(いろいろな意味で)ギリギリで訪ねた展示会でしたが(汗)、こうしてオススメを寄稿しながら、実際にご支持くださる方々を身近に感じ、「自信のもてる提案ができてよかった」とほのぼのしています(笑)。


“裏”事情です。

座面と踏み台を“裏”で支える機構は、ご覧の通り。体重を支えるという安全確保機能を、美しく収めるデザイナーと椅子メーカーの知恵の結晶です。

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バイヤー江口 隆一

「ジャンルはワイド、セレクトはニッチ」(汗)。
手仕事やインテリア、器にファッションなど、ジャンル広く担当。モノの背景に滲む、作り手の工夫や心意気に惚れるタイプ。
「機能がカタチになっている道具」の潔さ、わかりやすさが好き。売上もニッチで、悩み中。。。

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