ファッションバイヤーの「PREMIER」通信|カシミール刺繍、ビキューナ。希少なるストールにうっとり

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カシミール刺繍、ビキューナ。
希少なるストールにうっとり

ファッションバイヤーの「PREMIER」通信

  • 2018
    11/2
  • こんにちは、番園です。リニューアルしたカタログ『家庭画報 COLLECTION』はもうご覧いただけましたか? カタログの形は変わっても、私の欲張りは変わっておりませんよ。いや、むしろパワーアップしております!
    その最たるものが、希少価値の高いストールでございます。

    まずは手刺繍のカシミヤストールをご覧ください。

    左:ホワイト 右:ベージュ

    なんという手の込んだ刺繍! なんという美しさ! このストールに出会ったとき、私はうっとりとして、しばし時間を忘れました。カシミール刺繍とは、インドのカシミール地方にて受け継がれた、手の込んだ刺繍細工のこと。すべてが手仕事でありながら緻密な刺繍は、荘厳な存在感が漂います。

    これほどの大判サイズにみっちりと刺繍を施すにはもちろん、気の遠くなるような時間が費やされております。だから、華やかなのにどこか素朴な温もりもあるのです。たくさんの色の刺繍糸をたっぷりと使っていますから、カシミヤ1枚仕立てのストールですが、ほんのちょっぴり重みもあります。それがまた、しっとりと身体を包んでくれて、心地よいのです。このストールをぜひともお洒落通の皆様にお届けしたい! 欲張りな私、思わず「これは何枚ぐらいあるのでしょうか」と問い詰めました。けれど答えはあっさりと「それぞれ1枚ずつしかございませんよ」と……。そうなんです。決まった図柄を規則正しく作るなんて、手仕事の刺繍にはないことなのです。図柄も、色も、刺繍のタッチも、すべてが一期一会。お届けするストールも、それぞれ1点のみの限定です。ここまでの大判サイズ、ここまでの細工は、なかなかお目にかかれないはず。この機会をお見逃しなく。

    そして、もうひとつ、希少な素材のストールもございます。こちらはビキューナです。

    お洒落通の方なら、もうこのひと言に敏感に反応なさると思います。ビキューナは、南米ペルーとアルゼンチンの標高3000メートル以上の高地に生息するラクダ科の動物。インカ帝国の時代から“神の繊維”と呼ばれてきました。ビキューナの繊維は世界で最も細く、しかも生産量が少ない。ですので、希少で高価な繊維として、知る人ぞ知る存在なのです。とにかく軽くしなやかで、ほんのりと自ら発光するような艶がたまりません。今回は、ビキューナそのままの美しさを楽しんでいただけるように、混じり気のないピュアなものを選びました。

    左:アルゼンチン産 右:ペルー産

    なぜ2色あるかと言うと、実は、ビキューナは生息地によって、少しだけ毛の色が異なるのです。ペルー産は独特のゴールデンブラウン、アルゼンチンのビキューナはちょっと身体が大きくて、毛の色がやや淡く明るいハニーカラーになります。淑女の皆様がお使いになるのも素敵ですが、例えばご自宅のソファ、車の中などでブランケット代わりにするのも最高。男性の方がさらりと纏うのもダンディです。年々、生産量が少なくなっていますので、ビキューナを手に入れるなら、お早めがおすすめ。

    皆様にご迷惑をおかけする数量限定ですが、だからこそ、逸品をぜひお手元にどうぞ。

このコラムでご紹介したアイテム

 
手刺繍カシミールショール 604,800〜648,000円(税込)
ビキューナショール 410,400円 (税込)
バイヤー番園 智子

アパレルメーカーでの経験を生かし、ファッションアイテムを担当。お客様に喜んでいただけることを目標に、 “上質で上品に”を心掛けながら商品作りを行う日々。素材には特にこだわり、素敵な素材を求めて生地の展示会にも足繁く通っています。

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