家庭画報ショッピングサロン

子供のころ「味ご飯」は特別な日のごちそうでした。鶏肉にごぼうやにんじん、しめじ、こんにゃく……。いろいろな具材が織りなす味わいは家庭ごとで違う、まさに母の味です。手間がかかるだけに最近は作ることが減っているのではないでしょうか？　今回は贅沢に具材だけではなく、おだしにも比内地鶏を使った炊き込みごはんをご紹介します。　天然記念物比内鶏から生まれた比内地鶏は秋田県が誇る日本三大地鶏のひとつ。肉の旨みが濃く、加熱しても固くなりすぎない特徴があります。お米は秋田の銘柄米あきたこまちに、国産のごぼう、まいたけなども加わったこのご飯は、お醤油の香ばしさに鶏や野菜、きのこの旨みが重層的なハーモニーを奏でる別格の味わい。食べたい分だけレンジで温めるだけの手軽さも魅力です。

文：中澤パンダ社長／月刊誌『家庭画報』編集部の料理班を率いること約20年。長年培った「おいしいものを見つける」人脈と嗅覚で通販部門の代表取締役社長に就任。好きな食べものは、海老、かに、うに、いくら。パンダをこよなく愛す。