奈良一刀彫は、平安末期に春日大社若宮の祭礼用具に用いられた匠の技を嚆矢(こうし)とします。鑿(のみ)あとを大胆に残す一木造(いちぼくづくり)の造形の妙、胡粉(ごふん)や金箔、金銀泥、岩絵の具を用いた繊細な筆さばき。それらが渾然一体となり雛人形に春の息吹を吹き込みました。王朝絵巻から抜け出たような、品格ある立雛。時季の雰囲気を醸す姿に心和みます。
● 材質 人形:ヒバ ● サイズ(約) 男雛:幅9.7×奥行3.5×高さ17.5cm 女雛: 幅4.3×奥行3×高さ13.5 cm ●重さ(約) 200g ●日本製