家庭画報ショッピングサロン

まろやかで深い旨みと甘みが特徴の味噌にローストビーフに最適な黒毛和牛のラムシンを漬け込みました。舌に乗せるととろけるよう。甘い芳醇なお味噌の香りが鼻腔を抜け、思わず頬も緩んでしまう味わいです。写真からも弾力のある赤身に繊細なサシが入った、まるで貴婦人のような麗しささえ感じられます。　菊乃井のご主人村田さんとは家庭画報編集部時代から30年近いお付き合い。料理の腕はもとより日本料理の未来、文化の伝承にも力を尽くしていらっしゃいます。今回はコロナ禍で行き場を失った和牛を買い付け、生産者への思いも込めてローストビーフに仕立ててくださいました。いただいた後は京都の老舗の味噌を贅沢に使った味噌床に、鶏肉などを漬けてもよく、いい材料を使っているからこその+αの楽しみ方も。

文：中澤パンダ社長／月刊誌『家庭画報』編集部の料理班を率いること約20年。長年培った「おいしいものを見つける」人脈と嗅覚で通販部門の代表取締役社長に就任。好きな食べものは、海老、かに、いくら、うに。パンダをこよなく愛す。