奈良一刀彫は、平安末期に春日大社若宮の祭礼用具に用いられた匠の技を嚆矢(こうし)とします。鑿(のみ)あとを大胆に残す一木造(いちぼくづくり)の造形の妙、胡粉(ごふん)や金箔、金銀泥、岩絵の具を用いた繊細な筆さばき。それらが渾然一体となり雛人形に春の息吹を吹き込みました。五段飾りは松羽目(まつばめ)を背景に、親王飾り、三人官女、五人囃子、警護役である随身(ずいしん)、雑務を担う仕丁(しちょう)と全15体。飾る場所に合わせサイズをお選びください。王朝絵巻から抜け出たような、品格ある立雛のご用意も。時季の雰囲気を醸す姿に心和みます。
>>「小」・「大」・「特大」の3種類をご用意しております。 商品一覧 はこちら- 【神泉】
- 1982年高知県生まれ。2006年に京都伝統工芸専門学校木彫刻専攻を卒業後、2代目神泉に師事。2010年3代目を襲名。奈良県展入選。女性ならではの繊細な感性が光る。
【家庭画報のお買いもの「節句飾り」2023新春号】>> P.8掲載(*カタログ掲載期間 2023年4月30日まで)