焼きたての干物があれば、ご飯を何杯でも食べられる。そんな人にぜひ味わってほしいのが、「干物の聖地」とも呼ばれる静岡県・沼津『日和屋』の干物だ。全国各地から仕入れた魚を使い、味の決め手となるのは、注ぎ足しながら守り継ぐ塩汁と沼津の気候。例えば、真あじなら水温5℃、塩分濃度20%の塩汁に漬け込んだ後、天日干し。時間はかかるが、爽快な浜風でじっくりと旨みを引き出します。程よい水分を残し、その食感はふっくら、ふわふわ。塩のみで仕上げるので、真あじもかますも魚本来の旨みが際立ち、きんきはほのかな甘みさえ感じるほど。毎日食べても飽きない、というのはこんな味のことを言うのかもしれません。
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