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東京　銀座ローマイヤ

まだ肉料理の習慣が広まっていなかった大正時代に国内で初めてハム・ソーセージの製造販売をはじめ、上質な加工肉食品で日本の食卓に豊かさをもたらしてきた老舗。1925年に銀座にレストランを開業し、格式ある憧れのお店として多くの人々に愛された歴史を持つ。2019年にその精神を引き継ぐ「ローマイヤ レストラン 銀座店」が、唯一の直営レストランとしてオープン。ドイツビールとともに伝統の味を満喫できると評判が高い。

創業者　アウグスト・ローマイヤ氏

創業者であるアウグスト・ローマイヤ氏は、1892年ドイツ・ラーデンに生まれる。第一次世界大戦中に捕虜として来日し、釈放後に〝ドイツの伝統技術で日本の食文化に貢献したい〟と、ハム・ソーセージ製造所を創業。日本人の味覚に合うおいしさを追求してロースハムを発明し、食肉製品の普及に尽力した。

銀座ローマイヤの歩み

1921年にアウグスト・ローマイヤ氏が東京・大崎に工場を建設し、国内で初めてハム・ソーセージの製造を始めたのがルーツ。創業時からの〝本物を追求する〟という伝統を受け継ぎ、徹底した品質管理と選り抜きの素材、豊かな味わいを生み出す熟練の技で製品づくりを続けている。2022年には「IFFA食肉加工コンテスト」で数多くの製品が金メダルを受賞するなど、世界的にも高い評価を得ている。写真は創業当時の「銀座ローマイヤ レストラン」の店先に立つ、アウグスト・ローマイヤ氏。